シェフ養成 2016春 10. 畜殺場見学

本日は、比較的小規模の畜殺場を見学しました。
ここには、キアニーナ牛やピエモンテ牛などの高級種から一般的な種類まで、近郊の牧場から運ばれてきます。

外部では、汚れている部分の処理、内部では食肉部分の厳格な食品管理のもとに進められます。
今回は牛の解体について、見学をしました。
イタリアでもそれまで、コントロールは行われていましたが、2002年の狂牛病から一頭一頭の情報の管理が義務化され、いつどこで生まれ、育ち、どこで解体され、流通して、食卓に上がるまでの経路が追跡できるようになっています。

中で部位に分かれていくときに、獣医が動物の健康状態や肉の付き方などを視診して、安全証明や、品質のクラス分けをしていきます。
その後、冷蔵庫で1週間から2週間熟成させて、市場へ出荷されます。

普段、あまり考えないで口にしているものでも、どこからどのように管理されて、お皿にのるのかを知ることは、とても大事なことですし、また動物は気絶をしたまま痛みを感じずに解体されていきますが、命をもらっているということの認識も十分できる見学でした。

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